「演説」
福沢諭吉は、英書を読んでおりまして、
はったと困ったことがありました。←、その場面に私が居合わせたということでは、ありません。福沢諭吉から、そのことを聞かされたということでもありません。以下、受け売りの知識です。
それは、speach という単語に、出っくわしたからです。
さて、どういう意味か、
何と訳したら、良いモノか。
考えあぐねて、「演説」と訳しました。
そのためには、わざわざ「演説」という訳語を造語しなければなりませんでした。
ということは、その当時、この国には、「演説」ということ自体が、なかったということでした。