2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

新作オリジナル実習を

新作オリジナル実習を作りました。 題して 【ペンションを探そう】です。 ・・・・・【民宿・塩屋を探そう】の変形版を作ろうと思っておりましたが、 作っているいるうちに、一ひねり加えてしまいまして、 結局、新作オリジナルとなってしまいました。 課題…

白川静の『字通』をひいてみたら・・・

白川静の『字通』で、 聽を、引いてみたら、 耳の下にあるのは、王ではなく、 壬 なのだそうです。 私は、王だとばっかり思っていました。 さて、他の漢和辞典を虫眼鏡で、見てみよう。 あぁ、やっぱりそうか。 貝塚茂樹の『漢和中辞典』角川書店 でも、王で…

第十七条。

「十七に曰く それ事はひとり断むべからず。かならず衆とともに論うべし。少事はこれ軽し。かならずしも衆とすべからず。 ただ大事を論うに逮びては、もしは失あらんことを疑う。 ゆえに衆と相弁うるときは、辞すなわち理を得ん。」 重大なことがらはひとり…

聞く → 聴く

聞くは・・・・→ 聴く。 聴くの旧字は、聽。 漢和辞典を引くと、「王が、直き心をもって、人民の訴えに耳をかたむける」とあります。 この旧字に、がんだれを付けると 廳・・・・・新字では、音だけとって、庁 と略文字化、 ですが。 王様が、執務する建物が…

対話は、対等の関係。

対話は、対等の関係でしょう。 問答は、師匠と弟子の関係でしょう。『正法眼蔵随聞記』は、問答の記録、です。 道元は、仏道修行者であるお弟子さんたちにたいして、 「どんどん質問しなさい」と促しています。 だから、お弟子さんたちは、悟りをひらいた師…

質疑応答 → 対話

3月の10日までに書いていたことの、続きです。 この間、私の研究室の引っ越しがあったりして、←このことに話題が、いってしまいました。もとに、戻します。 さて、 ラボ方式による体験学習での、学び方は、 質疑応答ではなく、「対話」です。 質疑応答って…

かくも、あからさまに。

学業成績については、 回答した企業は、ゼロ。 これは、 毎年、経団連が実施しているアンケート調査「新卒採用の重視点」でも、同様な結果が出ています。 学業成績を重視しますと回答する企業は、わずかなものです。 かくも、大学での学業成績は、評価されて…

新卒採用の重視点

コミュニケーション能力、なんですねぇー。 それで、プレスタイム社は『Try! Communication』を作ったのか。 以下、引用 朝日新聞3月21日 朝刊11面 主要企業100を対象に行った09年春の春の新卒採用アンケート。 採用にあたって、重視する点。選択肢の中から…

グループ実習【ペンションを探そう】

新作オリジナル実習【ペンションを探そう】を作りました。【民宿・塩屋を探そう】の焼き直しを作るつもりで、 でも、全くの焼き直しではなく、 少し、 違えたものを作りました。 さぁーて、できたものの、試行しなければなりません。 そうしませんことには、…

【ルイーザの事例】の指示とネライ

グループ・メンバーへの指示 この出来事に関わった5人の人たちのうち、 あなたが、最も共感できる人を1とし、 まるで、共感できない人を5として、順位をつけ、・・・・・・ ネライ(学習目標)について原著では、 Ⅰ 順位付けをすることによって論争点を明確…

【ルイーザの事例】

ルイーザは、妊娠5ヶ月になっていました。 彼女は、妊娠について自分の心を決めるのを引き延ばしてきたのです。というのは、彼女は17歳でしたから。ルイーザは、自分だけで母親としての責任をはたすことなんてできないと思っていました。 でもルイーザは、彼…

価値明確化実習【ルイーザの事例】です。

【ルイーザ】の事例 Louisa was five months pregnant. She had delayed making a decision concerning her pregnancy because, at seventeen, she did not think she was capable of carrying out the responsibilities of motherhood alone and yet she wa…

新作オリジナル実習を作りました。

新作オリジナル実習を作りました。 題して 【出店計画会議】です。 正解のある課題解決実習です。 でも、この種の教材は、パズルを原型に作られていて、正解は、どれもこれも、一つ。 でも、実際の会議に、結論が一つだけってのは、現実には、ありえないこと…

新作オリジナル実習を

新作オリジナル実習を作りました。 題して【研修所を探そう】です。 新作、と言いましても、 断片情報を集約して、地図を作るという課題解決実習でして、 パターンとしては、 【バスは待ってくれない】と、同じです。【民宿・塩谷を探そう】と、似ています。…

第2研究室とは、

第2研究室だなんて、私には、それこそ、おこがましいんですが、 でも、 国士舘の学生には、この会社にインターンシップをさせたいですね。 学生たちは、教育の仕事は、学校の教師しかしていないと思っています。 あとは、 わずかに、社会教育があるのみと。 …

それぞれの個性が、

他の先生がたの研究室をチラリチラリと覗いてみました。 みなさん、それぞれに意匠をこらしていました。 個性豊かですね。 体育の先生は、体育の先生なりに。語学の先生は、いかにも、それらしく。 私の部屋は、 テープルが二つ。 そして、いすが12脚。 私の…

昨日、

昨日、新研究室に荷物が運び込まれました。 鶴川の荷物を梱包するときには、卒業生が手伝いにきてくれました。ありがたいことでした。 さて、梱包を解くのは・・・・・同僚の先生が心配してくれまして「僕のゼミの学生を手伝いにいかせましょうか」と言って…

本日をもちまして・・・・・

本日をもちまして、 梅ヶ丘校舎の教育棟の八階に移ります。 小田急線の電車の窓から見ますと、 外壁の白っぽい、ずんぐりとした高層の建物です。 第一種中高層住居専用地域ですので、大学は、建てられるのです。 その10階は、学生用ホールの、スカイラウンジ…

鶴川撤収にあたって、

鶴川撤収にあたって、私に感傷は、ありません。 むしろ、心情としては、期待と希望です。 国士舘は、都心回帰。 その発祥の地、世田谷の大夫山の、その山下に、私は移ります。 「大夫山」というのは、毛利大膳大夫の屋敷地だったからです。長州ですね。 山と…

昨日、鶴川に別れを

昨日、鶴川に別れを告げました。 ながいこと、あの校舎に・・・・・ そうですね。 「この」校舎に、ではなく、 あの校舎に、となりました。 あの校舎に、お世話になりました。 鶴川駅前の景観は、あの頃とは、まるで、様変わり。 さて、 梅ヶ丘校舎は、梅ヶ…

鶴川・撤収

本日、私は、鶴川の研究室の荷物を全て、段ボール箱に梱包しました。 これにて、鶴川撤収の準備完了です。 一日かけて、研究室の・・・・・その多くは、紙ですが、 それらのことごとくを、段ボール箱に収めたのです。 ラジオのFM放送を聞きながらの作業で…

考えるって、

考えるって、どうすることなのか。「考えるとは、概念を道具として使うことである。」 ←この説明にて、足りると思います。 でも、概念と概念の組み合わせだけでは、現実遊離の空理空論となります。 体験学習って、生々しい現実と、概念とのせめぎ合いの、 そ…

問題を与えて

私は、小学校のベテラン先生に、尋ねたことがあります。「小学校では、子供たちに、考えるってことを、どのようにトレーニングしているんですか?」って。「問題を与えて、答えさせるのです。」 あぁ、なるほど。 ・・・・・・・そういうことか。 そこには、…

答える → 問う

考えることは、問うことから始まります。 しかし、 問わない人は、考えません。 問題意識の希薄な人は、考えませんね。「センセイ、教えて」と言うだけです。 そして、「教わる」だけです。 教師からの発問に、自分の知っていること、覚えていることを「答え…

覚える → 考える

覚える授業、ではないですね。 考える授業、なんです。 教わったことなんぞ、試験が終われば、忘れます。 でも、 自分で気づいたことは、忘れません。 自分で考えたことは、忘れません。 私の授業の試験は、ノート持ち込み可、です。 その理由は、 私が授業…

教わる → 気づく

体験学習ってのは、 「教わる」ではなく「気づく」学び、です。 そして・・・・・ 一斉講義方式でも、私の授業は、「教わる授業」では、ないですね。「気づく」授業ですね。 私は、・・・・・・・・学生の皆さんは、こんなふうに考えているんだろうなぁー。 …

緊張感

かなり、緊張感が強いられる授業であったろうと 思います。 安らぎとか、くつろぎの授業では、なかったろうと思います。 私の授業は、前期(国士舘では、春期と言います)は、 一斉講義方式、 そして、 後期(秋期)から、体験学習をその一斉講義のなかに組…

学校の教室は、

学校の教室は、 体験学習の立場から見たら、 「強いられた競争と、序列化と選別と排除の場」でしょう。 ですから、 さて、私の授業の教室は、心理的安全地帯で、あり得たのか。 気づきから、行動変容へと向かう動機づけが得られたのか? ・・・・・・・・か…

気づき

然り、「気づき」の学習であります。 それでは、 気づきを促進する条件は、何だろうか。 気づきを抑制する条件は、何だろうか。 気づきを促進するためには、 学習の場が、心理的安全地帯でなくては、なりません。 そして、 気づきを抑制するのは、自己正当化…

教わる → 気づく

ふつうの授業では、 教師が教えて、学生は、教師から教わる、 そう、 「教える・教わる」という関係なんです。 でも、体験学習は、教師から教わるのでは、ないのです。 グループから学び取るのが、体験学習。 ファシリテーターは、教えません。 体験学習は、…