2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

しかし、楽しい場面だけでは、ありません。

しかし、 楽しい場面ばかりでは、ありません。 ときには、 釈然としない、 腑に落ちない ままならぬ、 思うにまかせぬ体験に遭遇することがあります。

心理的安全地帯

体験学習の場は、グループのメンバーにとって、 心理的安全地帯でなければなりません。 ならばこそ、 安心して新しい行動にチャレンジすることができるのです。 なにしろ、 “ラボラトリー”というのが、実験の場なんですから。

戸惑い

体験学習のグループ実習を初めてやるときには戸惑うこともあるでしょう。 気おくれして、及び腰になつてしまうかもしれません。 でも、 それって、はじめのうちだけです。 じきに慣れて、生き活きと、 そして、和気藹々とグループ実習を楽しむことができるよ…

打てば響くような・・・・

打てば響くようなコミュニケーション、 意気のあったチームワーク、 力強いリーダーシップ。 そして、 それらを支える効率的でスマートな人間関係。 そして、 それにふさわしい相互理解と自己洞察。 ←これらのことが、ラボラトリー体験学習の求めるところで…

グループ依存

ラボラトリー体験学習が目指すのは、 グループのなかに、どっぷり浸かった依存的な人間をつくることではなく、 個人として自立した自覚的人間を育むことです。 グループ実習の中だけで、イキイキとしてしまう人って、います。 でも、 それじゃダメですね。 …

メッセンジャーボーイ

上意下達の組織にあって、 単に上からの指示を下に伝えるだけのリーダーは、 メッセンジャーボーイではあっても、リーダーでは、ありません。 上に対しても影響利欲を持つのが、良きリーダーなのでしょう。 小学校や中学校での学級委員長は、 クラスのリーダ…

最終的承認をする人。

この点では、 パズルを原型としたグループ実習には、使いにくいところがあります。 正解が、あるからです。 課題を達成して、グループのメンバーの誰もが、課題達成を確信できるからです。 これが、ファジーな部分がありますと、 さぁーて、正解なのかどうか…

最終的承認

チームワーク実習と、 リーダーシップ実習との違い。 リーダーシップ実習は、課題探し・課題の明確化から、始まります。 そういうふうに教材を作っておきませんと、 そのあとのふりかえりや、小講義での 「T機能・M機能」の説明と、結びつきません。 T機…

リーダーシップ

グループ実習を体験しながら、リーダーシップについて学びます。 グループの目標を明確化し、そして、共有化する。 その目標達成に向けてチームのメンバーを動機づけるとともに、 チームのメンバーの融合をはかるのが、リーダーシップの働きでしょう。 チー…

コンセンサスづくり

ラボラトリー体験学習では、 グループ実習を通してのコンセンサスづくりをします。 ディベートではなく、合意作りによる“synergy”について学びます。 異質なものとのふれあいによって、新しいものが産み出されます。 私が高校生の頃に使っていた英和辞典には…

チームワーク

チームワークというのは、 単なる気心のしれた仲良しグループ、ということでは、ないですね。 私たちは、チームを作って仕事をしているわけですが、 3人集まって3人分の仕事をするだけでは、集まる必要はないんです。 3人集まって4人分の仕事をする。 5…

コミュニケーション

コミュニケーションというのは、 情報の伝達と意思の疎通ということでしょう。 言葉による情報の伝達と、 そして、 言葉の背景にある言語化されていない意思の疎通。 これらのことをグループ実習を通して学ぶことができます。

学びとることが、出来ること。

体験学習のグループ実習からは、 様々なことを学び取ることができましょう。 たとえば、コミュニケーションのあり方、チームワーク、リーダーシップ。 そして、 スマートな人間関係のあり方や、それにふさわしい自己洞察などです。

そして、考えます。

そして、考えます。 いったい、どんな出来事が起きていたんだろうかと。 自分にとって、どんな意味があったんだろうかと自問自答すれば、 新しい発見に行き着くでしょう。 だから、 次の機会には自分はどんな行動を起こそうかということを踏まえて、 新しい…

わかちあい

そのうえで、そのふりかえりを グループのなかで、分かち合います。 お互いにどんな気持ちでやっていたのか。 相手の姿が、どのように見えていたのか。 自分が言ったと。 あるいは、 言おうと思ったけれども、言わなかったこと。 自分がしたこと。 あるいは…

ふりかえり

“ふりかえり”というのは、 そのグループ実習活動においてどのような出来事があったのかを 一つひとつ、丁寧にたどる作業のことです。 このグループの中に、どのような出来事が起きていたのか? 自分の心の中には、 どのような出来事が起きていたのか? 相手…

まずは、体験することから

さて、 ここまでは、体験学習が、普通の授業のやり方と比べて、どうチガウのかの説明でした。 それでは、体験学習は、何をすることなのか。 ラボラトリー体験学習は、まずは体験することが求められています。それらの体験は、グループ実習として構造化された…

・・・・・・・・受容

そして、 体験学習には、「評価」に対応する事柄がありません。 ですから、「評価」の右側の欄が、空白でした。 あえて、 その空白を言葉で埋めるとしたら、 受容だろうと思います。

協働

ラボラトリー体験学習においては、 それぞれの一人ひとりがグループの一員として協働することが求められています。一人ひとりの人間として協働する力を高めることが求められているのです。

ラボラトリー体験学習のネライ

ラボラトリー体験学習のネライ(学習目標)は、 考える力・問う力・気づく力・対話する力・相互に学び合う力・聴き取る力・視てとる力の涵養でしょう。 ふつうの授業では、 勉強は、一人ひとりの生徒による学習です。個人と個人との成績をめぐっての競争があ…

強制

ラボラトリー体験学習に、 強制があっては、なりません。 評定と強制とは、セットになっています。 私は、こう言うことがあります。「この実習をやっていて、・・・・・・もう、これ以上、やっていられない」と言う場合は、 どうぞ、 ご自由に、・・・・・グ…

評定というのが、ありません。

そもそも、ラボラトリー体験学習の場に、 先生は、居ません。 代えて、 ファシリテーターがグループの傍らにいるだけです。 体験学習は、先生から学ぶのではなく、グループから学びますから。 そして、 グループから学びやすいように状況を整えていくのが、…

「読む」についても。

「読む」についても、同じ事が言えると思います。 何が書いてあるのかは、その本の文字面を追っていけば、分かります。 でも、 「何が書いてないのか」を読み取ることが、大切なんだろうと思います。 行間を読む、とか、 「眼光紙背に徹す」とかは、こういう…

ことの核心は、

その人が言わないこと、敢えてしないことのほうに、 その人の核心が、隠されているのではないでしょうか。 聴く 視る という、 わざと、聞く・視ると、差異化をはかったことの意図は、こんなところにありました。 聴という漢字については、 耳と心で聞くこと…

書き込んでもらえないかもしれません。

そんなこと、 書き込んでもらえないかもしれません。 えぇ、 それでもいいんです。 そこで、本人は、書き込めないことに直面することになります。 それを自覚するだけでも、大切なことです。 分かち合えないかもしれません。 えぇ、 それでもいいんです。 そ…

そんなことが、できるのか。

えぇ、できますとも。「ふりかえりシート」に、 こう書いておけば、よいのです。?今のセッションで、あなたが、言おうと思って、言わなかったことは、なにでしたか。?今のセッションで、あなたが、しようと思ったけれども、しなかったことは、どういうことで…

何を言わないのか・何をしないのか。

ふつうの授業では、 児童・生徒・学生は、 先生の言うことを聞いていれば良いのです。 見ていれば、良いのです。 しかし、 ラボラトリー体験学習においては、 グループのメンバーが、 何を言っているのか、だけではなく、 その相手が、 何を話題には、してい…

対話

ラボラトリー体験学習においては、 先生との質疑応答は、ありません。 体験学習では、グループのメンバーが、お互いに対等の立場に立っての学び合いです。 ですから、 質疑応答・Q&Aではなく、対話です。 『論語』は、師弟の問答の記録、でしょう。 仏典…