2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小林哲夫氏の取材

小林哲夫氏による取材は、去年の7月に受けております。 先方から、鶴川の事務室に、取材依頼の打診があったのです。 鶴川まで足を伸ばしていただくのは恐縮でしたので、 表参道のプレスタイム社のオフィスをお借りしました。 きちんとした、丁寧な取材でし…

授業改革

さる27日のホームカミングデイに足を運ぶことは、私には、気の重いものがありました。いつもながらのことではありますが。でも、まぁ、気持ちを奮い立たせて、でありました。 その席で、出会った方から、 「『中央公論』に出ていましたよ、塩谷先生の授業…

ラボラトリー方式による体験学習においては、 グループ実習を始めるにあたって、 まずは“アイスブレーキング”から、始めます。 この言葉の意味は、緊張を解きほぐす、ということなんですが、 つまり、緊張のあまり、ガチガチに凍りついている状態から、 何の…

体験学習でのグループの中での出来事については、 みだりに、口外するようなことではないと思います。 ラボラトリー方式による体験学習では、 擬似的なグループを設定します。 そして、そこでは、様々な行動が参加者によって試みられるわけですが、 これって…

・・・・・あるシャーマニズム研究者のフィールド研究の報告を聞いたことがあります。 その方は、本業は、精神科のお医者さんですが、でも、民俗学の研究をしておられました。民俗学でメシが食えたのなら、精神医学の方を副業にしたでありましょうが。 さて…

昨日は、私は、1日、横浜、でした。 「人体の不思議展」に立ち寄りました。 展示されていたそれぞれの標本は、レプリカではなく、 本人の「意志」にもとづいて、研究材料に供せられることに同意を得ての・・・・・・ という説明書きが、まずは、会場の入り…

“観”は、

“観”は、証明できません。 説得力が有るか、無いか、です。 世界をどの程度、構築できるのか、です。 私は、フロイトの“人間観”についての記述は、 哲学や、倫理、思想史の教科書から、消えてなくなることは、ないだろうと思っています。 フランクルは、「フ…

エリック・バーンの

“交流分析”って、 フロイト以降の精神分析の“口語版”ということなのだそうです。 フロイトの精神分析については、「なるほどね」って言う人もいれば、 「あんなもの、科学的ではない!」っていう人もいます。それは、反証可能性がないからです。(説得力があ…

TAって、

補助線として、 輪郭を書き加えて、 きわだたせることですね。 虹の色は、連続的に変化していきますが、 そこに、境界線を書き込むことによって、 隣りあったスペクトルを弁別、できるようになります。 私の認識論は、実在論では、ありません。 一瞬のうちに…

synergy

『COD』の第一巻が出たのが、昭和51年。 そこには、シナジーという言葉は、出てきていません。 柳原先生は、「融合論」と訳しておられました。 のちに『COD』の第4巻が出たときにジャーゴン集が収録されていて、そこに「シナシー」という用語が、紹…

再び、TAのこと。

私は、学生の皆さんに、ワンセットの言葉を教えたのです。 そして、 何を味わってもらえたのか、なのです。 自分の気持ちが、すっきりと整理されました、ということでありましょう。 気持ちそのものは、未整理なものです。 カタチの不分明なものです。 曖昧…

TAのこと。続き

授業で、TAのことを教えました。 これは、文字通り「教えた」のです。 人間には、3つの心があるんだと教えました。 そして、五つの役割があるんだと、←このように教えました。 でも、このように教えたとき、どのような出来事が起きたのか、であります。「…

【海上遭難】

昨日は、コンセンサス実習【海上遭難】でした。 これは、洋上で遭難して、サバイバルのための知識を得るための教材では、ありません。 ・・・・・・ことのついでに、サバイバルの知識を得ることは、できますが。 いったい、何がこの教材から、学べるのか。 …

嫉妬

“嫉妬”って、 「自分とはたいして違わないなぁーと思える人が、世間からもてはやされている時に起きる、感情」だろうと思います。 昔のギリシアの詩人に「王様は王様を、詩人は詩人を、乞食は乞食を妬むもの」という、そういう作品があるそうです。詩人は、…

明日は、【グループ実習をやってみよう会】です。 さて、どんな人が、やって来られますものやら。 教材は、 【海上遭難】 太平洋上で、“ヨットが沈没、さて、どうするか”という、 コンセンサス作り、です。 パターンとしては、【砂漠で遭難】と同じですし、…

TA

授業で、TAを“教え”ました。 TA(交流分析)については、 これは、図書館に足を運べば、本で学ぶことができます。 私が、それを授業でやったのは、 私の意図するところは、 ・・・・・これを学んだとき、あなたの心の中では、どのような出来事が起きてい…

それは、

『定本柳田国男集』という浩瀚な著作集の元・編集者とのインタヴューでした。 そして、インフォーマントによって、もたらされたものは、・・・・・ この方は、第一巻からの編集に携わったんですが、 その都度、月報を作っておられて、 そのために著名な作家…

昨日の学園祭では、

雨にたたられましたが、でも、私には、人通りは、繁く思われました。 「学生主任会議」の看板が掲示されていて、 (あぁ、そうか。各学部の学生主任の先生方は、今日は、鶴川で会議なんだ。) って、思いました。 私は、気楽に、フランクフルト・ソーセージ…

今日は、学園祭。

今日は、鶴川祭。 私は、午前十一時に小田急線・鶴川駅前で卒業生と待ち合わせ。 そして、通学バスで、鶴川キャンパスに。 通学バスは、・・・・学園祭のときは、無料でもって、駅前と大学まで乗客をピストン輸送をしているはず。 そして、数年前に退職され…

その○○○さんが、国士舘在学当時に、私に語ったことば。 「南の島に出張します」 私は、・・・・・旅行会社にでも、勤めているんだろうと思っていた。 その南の島というのが、どこなのかは、後から知らされた。 これも、○○○さんが、在学当時の出来事であるが…

その○○○さんとは、昨夜、言葉を交わしました。 別れ際、私が発した言葉は「生きて、還ってきてね」でした。 ほんとは(どんな卑怯な手を使ってもいいから、生きて還ってこいよ)って言いたかったんです。 一人の女性が、○○○さんに、蛙のペンダント・・・・・…

四月の新学期の第一回目の授業で、 私は、 「授業には、全部出ましょう。無遅刻無欠席で、当たり前なのです。 私の授業では、これまでの受講者の皆さんは、そうしてこられました。 無遅刻無欠席の人なんてのは、ゾロゾロです。 遅刻の常習者で、単位が取得で…

unfreezing

unfreezingを「解凍」と訳したとこころで、知らない人には、何のことだろうということになりますが、 新たな学習を始めるにあたって、 あなたがこれまでに、習得してきたことは、役に立ちませんよ、ということで、 それまでに慣れ親しんできた学習の仕方を、…

bargaining

私の担当する授業科目は、社会学ですから、 現代の日本社会に、どのような出来事が起きているのかを語れば、それでよろしいのです。 でも、私は、日本社会論を語るよりも、 この教室の中で、どのような出来事が起きているのか、←それを、語ります。 新学期の…

ホーソーン実験における「照明実験」での、十代の若い女性労働者たちは、実に“協力的”でした。 この協力的な態度が、予期せぬ結果を生んだのです。 これは、照明を明るくする・・・・電球を取り替えるという独立変数がもたらした、 従属変数、では、ありませ…

ホーソーン実験に先行したこと

ホーソーン実験の歴史的背景について考えねばなりません。 それまでに、テーラーによる科学的管理法が“盛行”していました。 盛行に“ ”付きなのは、だから、“盛行”していたんだろうと思います。 でも、これは、労働者には、あまり評判がよろしくなかったよう…

私は、授業で、ホーソーン実験について、語ります。 なんで、私の授業では、この、産業におけるヒューマンリレーションズ研究の濫觴となった、この古典的学説について言及するのか。 産業社会学の歴史について教える為では、ありません。 照明実験は、結局の…

「内緒にしといてあげるから、また、やろうね」と言われたのは、“実際に起きた出来事”でした。 そして、(その人にとっては、息抜きだったんだろう)ってのは、私の、“解釈”です。 この人にとって、私の“講義形式の授業”は、どうだったのでしょうか? (息が…

体験学習が息抜き

えぇ、そうだったんだろうと思います。 その言葉を発した方にとっては、“息抜き”だったんだろうと思います。 その方は、国士舘短期大学の学生、でした。 鶴川校舎の12号館の四階の教室を出て、階段を下りていく時の出来事でした。 そうでした、短大の授業…

これは、こういうことだったのです。 授業で、グループ実習をやりました。 それは、その「内緒にしといてあげるからね」と私に言った学生にとっては・・・・ 小学校時代、クラスの担任の先生が、 「今日は、お天気がいいなぁー。 それじゃ、今日は、勉強なん…