2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

花咲爺 のはなし。つづき

ご存じのように、 裏の畑でポチが鳴きますので、 正直爺さんが掘ったら、大判小判がざっくざく。 それを聞いた意地悪爺さんが ポチを借りていきます。 そして、むりやり泣かせますと、 なんと、考古学者しか喜びそうもないものしか出てきません。 怒った意地…

花咲爺 のはなし。

室町時代に成立、とのことだそうですが、 こういう話であります。 日本人なら、だれもが知っているおとぎ話です。 正直なお爺さんがいまして、ポチを ポチってのは、名前がハイカラすぎます。これでは、洋犬・・・ですね。 シロという名前だったともいいます…

その伊集院が

ののしり声を浴びることになりました。 差別用語をまじえてのののしり声、でした。 伊集院、 さぞや、不快な気持ちになったことだろうと思います。

“伊集院”が、したこと。

伊集院は、 「私の職場に、嫌な奴がいてねぇー。」とは、言いませんでした。「私の職場にも、嫌な奴がいてねぇー。」と言ったのです。 そして、 塩谷さん、どうするのよ? って、言ったんです。

愚痴話をよそおって、

愚痴話が、コンテンツでした。 人生相談が、コンテンツでした。 しかし、“伊集院”には、私に“人生相談”をする動機なんて、何一つないのです。 もちろん、私からの回答ナンテ、求めても、いません。 ただ、 “伊集院”という人は、体験学習の洗礼を浴びた人です…

“伊集院”が問うたこと。

“伊集院”が、自分だけの悩みを打ち明けたように思えます。 でも、そうでは、ないですね。 こんなこと、だれもが、職場で、味わっていることですから。 彼は、 「私は、どうしたらいいんでしょうか」とは、書いていません。 そうではなく、「塩谷さんでしたら…

プロセス

さる8月25日付けの、“伊集院”の発言は、 それだけを読みますと、 「愚痴話」です。 単なる、グチばなし。←それだけのことです。 そして、 とってつけたように、 私に対する“人生相談”です。 ですから、 だれもが、読み過ごすでしょう。 読み過ごして、それで…

組織のはらむ難点

“伊集院”は、組織のはらむ難点について、言及しています。 それらの一つ一つが、 論究に値することですが、 しかし、 私としては、“伊集院”が、言葉にしたことを正確に受け留めているのかを確認して・・・・・・・・ これは、本人に、確認していませんが、 …

O.D.って、

ODって、組織開発のことです。 organizational development 個人に、行動変容を求めるなんて、おこがましいことです。 でも、 組織は、変えることができます。 だから、 O.D.なんです。 私が、初めて体験学習に出会ったのは、 1974年の5月22日でした。…

組織と個人

去る8月25日に、“伊集院”が書いたことは、 組織の一員として生きる個人の葛藤でした。 組織のために個人があるのか、 個人のために組織があるのか。 いーえ、 そんなことではなく、 組織は、個人の力を活かすために、 個人は、組織の力を活かすために。 あぁ…

伊集院の書いた○○○は、・・・・

伊集院が、去る8月25日に書き込んだことを、「伊集院が書いた○○○は、」 の、○○○を今、言葉にしてしまうと、 それによって、 思いが、固定されてしまいますね。 だから、 そこは、もうちょっと、今しばらく、我慢して。 きっぱりと断定したい、 小気味よい「…

コンテンツの“ふりかえり”

“コンテンツ”のふりかえりになっております。“プロセス”のふりかえりになって、いませんね。 でも、 まずは、“コンテンツ”を確定しなければなりません。 コンテンツを曖昧にしていては、 プロセスへの言及は、できません。

あなたが挙げた論点を

あなたが挙げた論点を確認しなければなりません。 ストレートに反撃できないんだよなぁーって、言っておられると思います。 年齢と、地位のギャップが、緊張の一因となっています。 古参ということですが、 日本社会における“年齢階梯制"は、生物学的年齢よ…

ふりかえりを求められております。

“伊集院さん”から、 このたびの出来事について、ふりかえりを求められております。 まずは、8月25日の書き込みから始まっております。 あなたは、 「質問です」と前置きし、 職場に、いじわるで陰湿で執拗にからんでくる“部下"がいる。 部下とはいえ、職場…

ふりかえりと、解釈。

まずは、どんな出来事が起きていたのか。 ただ、それだけです。 そして、 その出来事に対する“解釈”は、 この“解釈”は、・・・・これは、誘惑ですね。 いかにももっともらしい解釈を加えて、←これが、言い訳になってしまいます。 ですから、事実と解釈とを峻…

ふりかえりのインストラクションは、

ふりかえりの“インストラクション”は、 ファシリテーターとしての力量が試される場面であろうと思います。 私の定型は、「ここまでが、グループ体験でした。 これから、学習に入ります。“ふりかえり”というのは、 今のグループ体験において、 どんな出来事が…

【バス待ち】のふりかえりは、

【バス待ち】も、 その課題解決の過程において、さまざまな場面があらわれます。 去る8月21〜23日のプレスタイムの「ファシリテーター・スキルアップ・セミナー」では、 ○藤さんが、【バス待ち】を試行しました。 そして、まるで、グループは、絵に描いたよ…

パズルを原型に

パズルを原型にして作った課題解決実習は、 断片としてバラバラにされた情報を整理して、 ・・・・・さて、これからあとはパズルを解くだけ となりますと、 あとは、・・・・・単なるパズルとなってしまいます。 つまり、個人で出来る作業となってしまいます…

【バス待ち】は、純国産品です。

【バス待ち】は、国産品です。 翻訳ものでは、ありません。 トレーニングの最中に、実際に歯が痛くなった人が現れて、それで、この研修所から一番近い歯科医院は、どこだ? ということが、キッカケで出来上がった教材だと聞いております。 伝聞です。私がそ…

【バス待ち】

「【バスは待ってくれない】をやったんですが、できませんでした。なんで、できなかったんだろう。」と言った方がいました。 正解のある課題解決実習は、できても、できなくても、いいんですが、 でも、できないと気持ちが落ち着かないものです。 正解のある…

グループ実習【バスは待ってくれない】は、

プレスタイム社の商品である【バスは待ってくれない】は、 実に、優れもののグループ実習教材です。 グループのメンバーに配られた断片情報から、地図を作っていくというパターンの教材は、いろいろとありますが、 私は、そのパターンの嚆矢ではなかったかと…

これで、見落とすことは、

このように輪郭をつければ、 ゲシュタルトを作ることができます。 スッキリと見えてきます。 でも、 そうすることによって、見落とすものがありますね。 どこかに視点をあてれば、 前景と背景とに、区別して見ることができます。 でも、このような認知の枠組…

グループ実習のプロセス

私は、 まずは、沈黙・よそいきの顔 → 警戒・躊躇・逡巡 → 第一声 → 瀬踏み → 課題の確認 → 協働の提案 → 手順についての暫定案 → 提案の明確化と採用 → 試行 → 確信と実行 → 達成の確認 → 一体感の共有 であろうと。 そして、その間に、 ペアリング クリー…

グループの発達のプロセス

柳田國男は、もっともらしい解釈や概念化を「滑稽だ」と断じました。 ことほどさように、概念化は、両刃の剣であります。 グループの発達のプロセスについて、 G. O. Charrierは、グループの成長のプロセスを五段階に措定しました。 第1段階 “とりすました”…

『毛坊主考』

柳田國男の『定本柳田國男集』の元・編集者 藤江正通氏は、 「『毛坊主考』なんて、今では、出せるような本では、ないですよ。 なにしろ、あぁいう内容ですからね。 柳田先生だって、出したくはなかったでしょう。 でも、もう亡くなられていましたからね。だ…

柳田國男の『毛坊主考』を読みました。

柳田國男の『毛坊主考』を読みました。 経験的一般化には、民俗学も、慎重ですね。「データをして語らしめよ」とは、 体験学習の導入者・柳原光先生の言葉でした。 柳原先生は、・・・・強調のためでしょうか、 この言葉は、文語体の口調で、言いました。←私…

輪郭(りんかく)をつける。

グループ実習における課題解決のプロセスを こんなふうに、概念化してしまうと、 スッキリとは、見えてきますが、 しかし、見落とすこともあるんだろうなと。 何かが、浮き上がって見えてくる ←これが、ゲシュタルトですが、 輪郭をつける、 隈取りをスルっ…

グループ実習の課題解決過程

模索の段階がありますね。戸惑いや、逡巡の場面です。 次に、 目標の明確化と、共有化の段階に、次第に移行していきます。 そして、 情報の収集と集約が始まり、 課題解決に至ります。 終えて、 喜びや、落胆を分かち合い、 賞賛やら、慰め合いの交換があり…

位相運動

実験集団って、作業集団ですね。そうしませんことには、実験が始まりませんから。 グループには、課題が与えられます。 そこで、グループのメンバーは、 「さて、私たちは、何をしたらいいんだろうか」という模索から始まります。← これが、Aの位相。 あぁ…

パースンズが「AGIL」なんてことを言いました。

AGIL って、 集団が、集団として維持・存続するための“機能的要件”ということなんですが、 Aが、適応。 Gが、目標達成。 Iが、統合。 Lが、潜在的パターンの維持と緊張の処理。 これら四つ(の分析的概念)をパースンズは、社会全体にも当てはめて説…