2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

成熟した大人 ⑥

⑥現実を直視している。 虚心坦懐に現実を受け入れ、科学的な態度がとれる。 しかし、未成熟な人は、自分に都合の悪いことは、見ようとはしない。そして、自分を正当化できるような相手や情報だけに身をすり寄せていく。 えてして私たちは、自分の自己概念に…

RODの会

私は、昨日は、原宿で、RODの会でした。 昔、R社での仕事をシェアーした仲間の・・・・同窓会、でした。仲間、と言うよりは、私にとっては先輩方、ということになりますが。その席に、 現在、R社で仕事をしておられる○○氏が同席されました。RODについて…

成熟した大人 ⑤

⑤柔軟である。 心の新鮮さを失わない。毎日の生活の繰り返しの中に、新しい発見ができる。そして、新しい知見にも対応できる。 しかし、柔軟さに欠ける人は、事態を単調に見ている。そして、偏見にもとづいて決めつけをする。偏見は、現実の体験によって修正…

成熟した大人 ④

④不確かな世界に耐える。 成熟した大人ならば、すぐに短絡的な安直な答えを出そうとは、しない。分からないことを、分からないとする。 しかし、未成熟な人は、強迫的に思い込む。現実にてらしての軌道修正がきかないのである。 私たちは、曖昧なこと、不完…

成熟した大人 ③

③寛容である。 他人が過ちを犯す権利があることを認めている。 しかし、不寛容な人は、正義の立場を口実にして、実は自分の嫉妬心を正当化する。 むろん、正義は讃えられるべきである。しかし、正義に名を借りるのは、しばしば相手に対する非情・酷薄な態度…

成熟した大人 ②

②自分の未来に責任を持とうとする。 自分の未来を方向付けるのは、自分自身である。 子どもの場合は、幼稚園に入るときも、小学校にあがるときも、親が準備をする。高校・大学に入るときにも、親が叱咤激励し、お膳立てをして授業料まで支払ってくれる。 こ…

成熟した大人 ①

①成熟した大人は、自分が求めていることを実現しようとする。 ホントのところ、自分が何を求めているのかをつかまえている。 自分の人生のテーマが、何になりたいのか、ではなくて、何をしたいのか、なのである。そして、それを実現しようとする。これこそが…

大人の感覚って、

現実感覚、なんだろうと思います。 現実を直視しているのが大人。 現実に関するデータを集めて、分析し、 現実に飽きたらずに、問題点を抽出し、 原因を分析して、 対策を立て、 原因が複数ならば、対策も複数。 どの対策が最も有効かを検討し、 自分の意思…

成熟した大人、とは。

私が、授業で学生の皆さんに提供できる話題で、学生たちが聞き耳を立てる話題というのが、2つあります。 その内の一つは「成熟した大人とは、何か」なのです。 もう一つは、就職活動を始めて、面接でこんなことを聞かれたら、どう答えたらいいんだろうか、…

『定本柳田国男集』の元・編集者に対する聴き取り調査

今日は『定本柳田国男集』の元・編集者をお招きしての聴き取り調査、でした。 去年の四月から始めた聞き取り調査でしたが、今回の聴き取りの趣意は、「月報」の編集についてでした。 『定本柳田国男集』全35巻のうち、第1巻から第25巻までの編集に当た…

価値の明確化

グループ実習【富士山噴火】のネライは、価値の明確化、です。 そして、小講義で、提示されるのは、価値観の深まり、なのですが、これは、

今日の【やってみよう会】は、

8人のグループでした。 男性四人、女性四人。 この【やってみよう会】で、この教材を使うのは、初めてのことでした。 と、言いますのは、 この【富士山噴火】は、研修の中期から後期にかけて使う教材だから、です。 ですから、ちょっと冒険、でした。初対面…

7月の【やってみよう会】が、

明日に迫りました。 グループ実習【富士山噴火】です。 ロールプレイングを加味したコンセンサス実習、です。 ロールプレイングって、本来、役割取得のための勉強なのだけれども、 そして、 ファシリテーターとしては、どの時点で、ストップをかけるのかを見…

新しい共同体・・・・・・・

“風間俊介さん”が、 「体験学習は、新しい共同体を目指しているのかな」と。 ・・・・・私は、そういうことは、考えたことは、なかったなぁー。 まずは、 個の自立、だったなぁー。 だから、パールズの祈り、でした。 gestalt pray のことですけれども、 私…

陥穽

体験学習の導入と、その陥穽 私は、自分の授業の作り方に、体験学習を取り入れてきたのだけれども、 さぁーて、 私の場合は、体験学習の「何を」、「何に」導入したのか? 一斉講義方式の授業に、体験学習の手法のみを導入したとき、 それは、木に竹を接ぐこ…

「四、五人の衆、集いて談合せよ」

「四、五人の衆、集いて談合せよ」とは、本願寺蓮如の言葉、でした。 『蓮如上人御一代聞書』末 一一九 「前々住上人、御法談已後、四、五人ノ御兄弟ヘ仰ラレ候。「四、五人ノ衆、寄合談合セヨ。必ズ五人ハ五人ナガラ、意巧ニ聞クモノナル間、能々談合スベキ…

さて、困った、パソコンの操作の仕方が分からない。なんだか、パソコンのテレビ画面が、ヘンになってしまった。 「何が困っているんですか?」と問われても、 何が困っているんだか、自分でも分からない。 「どうしちゃったんですか?」と聞かれても、 自分…

ファシリテーター・スキルアップ・セミナー

昨日は、プレスタイム社で、8月18日から20日までの、 「ファシリテーター・スキルアップ・セミナー」の事前打ち合わせ、でした。 話し合い、意見交換は、゜ 1時半から・・・・・予定を越えても九時過ぎまで、及びました。 話題は、ファシリテーター・…

「伝えて、伝わらないのは」

伝えても、伝わらないのは、こちらの責任だと、私は、考えております。 なかなか伝わらないモノです。 それが伝わったら、それは、嬉しいことですが、 でも、 それを自分の手柄には、できないと思います。

「与える」

与える、ことは、できると思います。 でも「与えた」のでしょうか。 向こうの方が、選択的に受け取った、ということでありましょう。 と、いうように見るのが、学習者中心の、体験学習の観点だろうと思います。 私の授業に出ていた、ある学生の言葉です。 「…

「気づかせる」

「気づかせる」ことは、できます。 でも、それって、何の為、なんでしょうか。 誰の為、なんでしょうか。 気づかせるって、なんだか、尊大ですね。 相手の為なんでしょうか。 むしろ、自分の優越を確認するだけのことでは、ないでしょうか。 相互に、信頼関…

「気づき」の学習

ラボ方式による体験学習は、「気づき」の学習です。 いわば、自学自習でありましょう。 「気づき」であって、「気づかせる」では、ないのでしょう。 ファシリテーターとしては、学習者が気づく、その環境を整える、のみです。「気づき」って、何でしょうか。…

『定本柳田国男集』の元・編集者の回想

昨日は、『定本柳田国男集』の元・編集者への聴き取り調査、でした。 この方が、若き日に心血をそそいだ『定本柳田国男集』の刊行にあたって、毎月、作成されていた「月報」のことが、こちらがお願いした話題でした。 全35巻に添付された月報を全部そろえ…

柳原先生の「データをして語らしめよ」

「データをして語らしめよ。」とは、柳原光先生の言葉、でした。 「データをあげる」、とは、「こういう出来事があった」と指摘することだ、と言われました。 体験学習は、性急な一般化を慎みます。“長州”が、私の夜間部の教室に潜った場面は、拙著『ファシ…

ラボ方式による体験学習、の視点から

ここでは、この私は、 「ラボ方式による体験学習」の“視点”から語っております。 この“視点”をクリアーにしたいという意図があります。 という目論見にてらして、 私の授業の・・・・・なかんずく、夜間部の授業のことを取り上げておりますが、 その夜間部の…

教室の中を走る。

この私が、悲壮感をたたえていたということでは、ないでしょう。 授業中の教室の中を小走りに走る、という光景は、かつて、私の授業に出ていた“長州”も、演じております。 さて、夜間部の授業が「どういう感じか」であります。 拙著『学生と授業をつくる』に…

悲壮感

えぇ、その方は、そう言われました。 そのときの教室の中での出来事。 学生が、小走りに走っていましたね。←えぇ、そんな場面が、あったんです。 とある一人の学生が、走っていたのです。←私には、珍しい光景では、ありませんでした。 さて、その方は、その…

「どんな感じ?」

ある方が、・・・・・その方は【グループ実習をやってみよう会】に来られた方でしたが、私のやっている授業に関心をもたれたのでしょう。 私の授業をのぞきに来られたことがありました。お勤めをもっておられるわけですから、水曜日の夜間部の授業に、もぐら…

ラーメン屋さんのカウンター席で、一人静かに春期の授業の“成功”を祝おうと思います。 えぇ、成功、ですとも。 然り、あの学生さんたちですもの。 必ずや多くのことを学んでいるはずです。・・・・・何も学ばなかった・・・ナンテことは、あり得ません。 さ…

「どんな感じ」

さて、どんな感じ、なのでしょうか。 私の授業の作り方は、昔とは、まるで変わってしまいました。 変わったというか、変えたと、いうのか。 はたまた変えさせられた、と言うべきなのか。 その、全部なのでしょうが。 世田谷での水曜日の授業は、夜間は、 午…