2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

コミットメント、という英単語。

commitment という言葉の理解に、考えあぐねることが、しばしばでした。 これって、辞書を引いて、 漢字の2文字熟語に対応する言葉を、引き当てることは、できるんですが、 でも、 釈然と、しないんです。「約束・公約・言質・義務・責任・傾倒・拘留・付託…

あいかわらず「続き」です。

日頃の日常的にルーチィーン・ワークをやっている人たちにとっては、 非日常的な体験、であったろうと思います。 終えて、その後も、連れだって、やってきました。 その動機は、何だったのでしょうか。 尽きぬ話題が、あったのかもしれませんし、 ファシリテ…

続き、です。

私は、まだまだ、しつこくも、 9月17日に書き込んだ、゜○○さんからのグループ実習の報告」について、うんちくを傾けております。 グループのメンバーの一人から、声があがりました。 「いろいろと話し合っていたんだけれども、聞いていなかったんだよねぇ…

「さて、ふりかえりです。」

そうでした。 「さて、ふりかえりです。」 ふりかえりとは、グループのメンバーの心の中に、どんな出来事が起きていたのか、 それを、一つ一つ、丁寧にたどる作業です。 それをやらなくっちゃ、体験学習には、なりません。 正解のある課題解決実習ですと、 …

9月17日の続き、です。

○○さんは、ヒントの“小出し”をしました。←私も、その場にいたら、そうするだろうなぁー。 それで、ますます、ヒートアップ。←そうだろうなぁー。 でも、(課題解決は)できない。 「答えを教えましょうか」に、グループのメンバーの多くが「拒絶」←これも、…

9月17日の・・・・・の続き、です。

以下、引用です。 すると⑤が、こっそり、俺に小声で 「これ、おもしろい」 そこで、○○さんは、無言でした。 この場面では、私も、無言だなぁー。 ファシリテーター役の○○さんは、 始終無言の笑顔。← あっ、始終じゃなくって、終始を私、写し間違えたかな。 …

さて、「9月17日の“グループ実習をやって”のご報告

についての、話題の続きです。 ○○さんの、ご報告は、 「クライアントや営業マンが抱えるニーズを聞き取り、原稿のコンセプトを伝える力が必要となります。」と、 まずは、“ニーズ”の掘り起こしから、入ります。 そして、 goalの説明ヘと繋げています。 …

性格、だナンテ、そんなものは、実在しません。

人間の性格をタイプに分けて理解するという方法があります。 一つの人間理解の方法では、ありましょう。 でも“ひとつの方法”でしか、ありません。 人間の“性格”だなんて、カタチのないものです。 もやもやとしていて、あいまいで、とらえどころがなく、つね…

11月11日は、塩谷ゼミの集いです。

11月11日、午後一時から五時まで、世田谷区内の会場で、塩谷ゼミの集いを開くことにしました。 塩谷ゼミというのは、・・・・・私は、ゼミを持っては、いません。 私の職場には、フォーマルな形での、塩谷ゼミというのは、存在、しません。 ですから、「…

○○さんは、 集まった(ほんとは、集められた)人たちを一瞥して、 人前では、やや警戒気味で、控えめにふるまい、うちとけるまでに時間を掛ける人、慎重、慎み深く、ひとまず、あいての出方を見てから・・・・・ と、見たんだろうと思います。 そこで、早速…

さて、○○さんは、(学習者にたいする)事前のデータの収集なしに、 ですから、これじゃ、ブッツケ本番。 ファシリテーターは、研修会場に先に入っていて、 そこで、学習者を迎えるのだけれども、 学習者が先に集まっているところへ、後から入っていったんで…

○○さんからの、ご報告をめぐって。

ラボ方式による体験学習は、 まずは、学習者が、何を学びたいと思っているのか、どういう力を付けたいと思っているのか、 についての、データの収集と分析から、始まります。 でも、○○さんは、取引先の課長から「うちの社員に、こういうことを教えてやってく…

あつかましい。

『ファシリテーター塩谷の体験学習』っていう書名は、いかにもあつかましいんですが、 以下、その“言いわけ”であります。 当初は、『ファシリテーター塩谷の奮戦記』だったんです。 その内容は、私の体験談。←もちろん、体験学習をめぐっての体験記、なんで…

「グループ実習をやってみましたが、・・・・」

今日は、世田谷で、これから「父母懇談会」です。 それは、さておき、 私の知友から「塩谷さんが作ったグループ実習を使ってみましたが・・・・・・・」というメールをいただきました。 以下、その転載、です。 『 取引先の営業課長から 「ウチの制作スタッ…

9月の【グループ実習をやってみよう会】が目前です。

教材は【形なるまで】を予定しておりますが、 さて、この教材は・・・・・・・ これは、プレスタイムの『COD』第Ⅱ巻に載っているグループ実習教材で、【ハナブサ・フィギュアズ】を創られた花房泉一氏の作品です。 この実習は、新版『CHR』には、収録…

信頼関係と、親密関係

ファシリテーターは、グループの成長を妨げては、なりません。 グループの成長って、「信頼関係の醸成」です。 ・・・・えぇ、“醸成”なんです。 酵母さえれば、そして、その酵母にお好みの室温がありさえすれば、 そして、酸素が、不可欠ですが、 あとは、ゆ…

予期せぬ出来事

グループ実習の最中に、予期せぬ出来事が起きたら、 ファシリテーターとしては、どのように対応したら良いのか? これは、見据える。 じっと、凝視する。 そして、事態を見極める。コンテンツが何で、プロセスが、どうなのかと。 自分は、新しい光景を見てい…

好悪の感情を表現するとき

喜怒哀楽は、率直に表現できることが、望ましいと思います。「好」の感情は、表現しやすいですね。 「悪」の感情は、これは、表現しにくいですね。「好」は、言葉と、体の動きが一致しやすいですが、 「悪」は、言葉と、体の動きが乖離すると思います。「顔…

コンテンツとプロセス

『言葉が劈かれるとき』を読んだのは、随分、・・・・昔のことになります。 その著者は、若い頃、まるで耳が聞こえなかったんだそうです。 のちに、聴力が回復して、演劇の世界で、「演出」の仕事に携わっていたとのことでした。 声の出し方についての教育訓…

言葉として発せられた不平や不満の内容と、 それを発するに至った、動機や、契機とに、整合性があるとは、限りません。 ここに、コンテンツと、プロセスの乖離があります。 相手の言っていることの内容を正論として認めつつも、 「その言い方が、気にくわな…

怒りの感情は、抑圧されて

言語化、されます。 言語化された、その内容は、 正論に裏打ちされた、反駁しがたい内容となりましょう。 でも、そこには、感情と、言葉になった事柄との“乖離”がありましょう。 ホーソーン工場での実験の結果、 生産性と作業環境との間には、確たる因果関係…

怒りの感情は、制御しがたいものがあります。 攻撃は、破壊をもたらしかねません。 ですから「怒ってはいけません」という躾をうけることは、ごくあたりまえのことなんだろうと思います。 ですから、そういう教育だけを受けてきますと、 怒りの感情を抑圧し…

感情が、爆発しているということではなく、 相手が、怒りの気持ちを言語化して伝えようとしているということであれば、 その相手の気持ちには、抑制があります。 その相手も、怒りの感情を表明して、さて、どんな反撃が出てくるのか、それを怖れていると思い…

それでは、怒りの感情を向けられたら、

恐いですよね。 ひるみますよね。 うろたえたりもします。 ついつい、とりなすようなことを言ってしまったり、もします。 さて、どうしたらいいものか。 敵意のある感情を向けられたら、 毅然として、{全身でその攻撃を受け止めるべき}ということなんだろう…

たとえどのような感情であれ、

たとえどのような感情であれ、 率直に表現されることが望ましいことなんだろうと思います。 ・・・・・こんなコトを言ってしまったら、カドが立つかなぁーと思っても、 立てるべき波風は、立てたほうが良いと思います。 でも、私たちは、子どものころから、…

それで、その・・・“しょーぶんさん”

99,9%が仮説である。←との論者がおられるとのことで。 それじゃ、残りの0,1%の、仮説じゃないモノって、その実例は、何なんでしょうか? 「仮説って、何ーに?」って問うとき、 分からなければ、 “何が、仮説ではないのか?”って、問えば、分かりや…

その怒りの感情が、自分に向けられたら

その怒りが、自分に向けられたものであるとしたら、 A 断固、反撃する。 B 黙殺スル。 C 薄笑いを浮かべる。 D 他の人に、虫送りスル。 E 多数派工作に走る。 F 先生に、言いつける。俺には、ヤクザの親分がついているんだと、すごんでみせる。 G 泣…

グループの中に、怒りの感情が表れたら。

ラボラトリー方式による体験学習において、 グループのなかに、怒りの感情が、あらわれたら、 さて、 ファシリテーターとしては、どう、対応したらいいのか。 この場面では、ファシリテーターの力量といいますか、覚悟が問われる場面だと思います。 怒りの感…

学習者中心主義

ラボラトリー方式による体験学習が前提にする価値観があって、 それにてらして、規範があります。 規範ってのは、「守るべき事」です。 その一つが、学習者中心主義でしょう。「教える」←→「教わる」 という関係では、ないですね。 教師から、教わるんではな…

9月になったぞ。

「科学的学説」という言葉の用例は、 「−−を証明する」「−−を反証する」でありましょう。「理論」「原理」は。 「−−を応用する」「−−を利用する」でありましょう。 しかし、 “観”となりますと、 “−−を主張する”“−−を実践する”でありましょう。 私は、学生時…